「嫌なことから逃げる」それもまた人生を良くするための作戦
「嫌なことから逃げると、同じ問題にまた直面することになる。」
それに「逃げる」ということ自体に罪悪感を感じることもあります。
だからどんなに辛く苦しいことも、その状況のまま無理をしてしまう。
でも「逃げる」ことって、そんなに悪いことではありません。
むしろ「あえて逃げる」ことが、あなたの人生を良くすることにつながるのです。
無理するより「嫌なことから逃げる」!逃げて態勢を整える!
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私たちは「苦痛に耐える」ことと「頑張ること」を勘違いしがち。
例えば夜遅くまで残業して疲れれば、終わらせなければいけない仕事が終わらなくても「仕事をやった」という気になってしまいます。
また、「どんなに苦しい状況でもガマンしていればいつかは問題が解決する」と思ってしまいます。
このように、「ガマン、耐える」ことが美化されているのです。
でもこれは「一部は正しく、一部は誤り」です。
確かに問題に直面してそれを乗り越えるとき、苦しみはつきものです。
だけど苦しい状況の中で「それにただ耐える」ことだけでは、何も問題を解決しないのです。
あなたが酷い病気で高熱を出したと想像してみてください。
あなたがすることは、熱にただ耐えることだけでしょうか。
熱が下がるのを待ちながら耐えるだけでは、合併症を起こして命に危険が及ぶ場合もあります。
きっと熱を下げるために解熱剤を飲みながら、同時に高熱の原因となった病気を治すために睡眠をとったり栄養をとったりするはずです。
これと同じように考えると、苦しいことに「ただ耐える」だけでは問題を解決することが出来ないということが分かります。
「嫌な状況(熱)」からいったん身をひいてストレスを下げながら、「嫌な状況を引き起こした原因(風邪)」を「解決するために出来ること(睡眠をとる、栄養をとる)」を考える。
つまり、「嫌な状況から逃げる」ということは表現を変えると「より問題を解決しやすくするために態勢を整える」ということなのです。
嫌なこと、苦しい状況はあなたに「問題に気付かせる」ために起こる
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上記のように、「嫌なこと、苦しい状況」から距離を置くことは決して「問題から逃げること」ではありません。
でも「どうして嫌なのか。何を苦しく感じるのか。」をきちんと振り返らないうちに状況を変えることは、「問題から逃げること」です。
「嫌なこと、苦しいこと」は、あなたに「問題に気付かせるため」に起こります。
あなたが抱える問題に気付かない内は、状況から逃げても同じ苦しさを抱えることになるでしょう。
だから、状況からは逃げていい。
でも問題からは目をそらしてはいけません。
あなたが今あなたを取り巻く状況の何かを変えようとしているなら、この二つを頭に置いて行動してみてください。
離婚、独立、転職・・。
不満な状況を変えるために自ら行動を起こすことはとても大切です。
でも自分の中にある「問題の芽」を摘み取らないと、いつまでも言い訳ばかりになってしまいます。
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