離婚の傷がぶり返す時。その辛さを子供にあたってしまう時。

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立ち直ったと思っていたのに、離婚の辛い記憶がよみがえってしまう時があります。

例えば長期連休。

長期連休は、自分が離婚した事実を再認識させられる期間でもありますよね。

夫、子供の父親、家族旅行・・

自分に無いものを目の当たりにしてうずいた離婚の傷、子供についぶつけてしまうことは、無いですか?

私は情けないことに、以前はそんな母親でした。

長期連休は、母も子供も離婚の傷がうずく時

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忙しくしていると、普段は「夫がいない」とか「父親がいない」と考えることが、意外と少ないものです。

だけど仕事が休みになって、子供と自分だけの時間が出来てしまうと、

お出かけ先でよその家庭がだんらんする姿を見ると、

否応なしに、自分には夫がいなく、子供には父親がいないという事実を再認識させられてしまいます。

そんな時私は、自分だけが不運で可哀想な人間のように思えて、惨めな気持ちになりました。

でもそう感じても、プライドが高い私は親や友達にその気持ちを聞いてもらうことが出来ないのです。

「離婚して辛い」と思っていると思われたくない。

だから傍目には、連休を子供と悠々自適に過ごしているフリをする。

でも傷ついている心は、子供と2人になると隠し切れません。

子供を強い口調で叱ったり、冷たくあしらってしまったり・・

子供だって、お父さんがいないお休みは寂しいはずです。

それなのに長期連休、私は子供にとって子供を顧みない嫌な母親だったのです。

子供の傷をケアすることで自分の傷も癒すことが出来る

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離婚の辛さを人から隠すために虚勢をはって、家の中で子供にあたってしまう。

そして子供も辛い気持ちになり、私も自己嫌悪する。

これでは離婚の辛さが、雪だるまのようにどんどん大きくなってしまいますよね。

でも私も子供も辛さが限界になって初めて、

たとえ誰かに「離婚したけど幸せそう」と言われたところで、私は幸せになることは出来ない。

そして私が幸せにならなければ、子供は絶対に幸せにはなれない。

という単純なことに気付くことが出来ました。

長期連休だけでなく、クリスマス、運動会、授業参観。

離婚の傷を思い出させるイベントは、繰り返しやってきます。

上記のことに気付いた後の私は、その都度泣きたいだけ泣くようになりました。

また誰かに落ち込んだ姿を見せても、気にしないようになりました。

だけどその分、子供の前で笑顔をみせ、子供が辛そうなら話しを聞こうとします。

するとこの姿勢が、私の母親としての自信を育ててくれたのです。

そうして得た自信は、離婚を辛いと思っていた自分を励ましてくれます。

子供の心を大切にしようとすればするほど、母親は自分の傷も癒すことが出来るのだと知りました。

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