他人に甘えられない。頼れない。その心理を幼少期の体験から考える

子供の頃から、甘えることが苦手でした。

それはシングルマザーになっても同じで、辛くていっぱいいっぱいなのに誰かを頼れない。

「私はなぜ甘えられないのか。」

幼少期の体験から、その心理を考えてみました。

私は甘えられない子供だった。その心理は?

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よく、「長女は甘え下手」といわれます。

私も三人兄弟の真ん中で唯一の女。

長女なのですが、だからといってそれだけが、私が甘え下手な理由ではないと思います。

それは私の兄弟全員が、誰も人に甘えたり頼ったりしない一匹狼タイプだからです。

多分原因は、両親の接し方。

特に母親は気分にムラがあり、子供に当たり散らす人だったので、

子供が泣いたらキレる。

機嫌が悪い時に話しかけたらキレる。

子供だけで楽しそうにしているとキレる。

だから私たち兄弟はなるべく母を刺激しないよう、兄弟同士もあまり関わらずに、自分の世界に没頭していました。

だからそもそも誰かと関わることに慣れていないから、甘えるなんてとんでもない。

むしろ「甘えたらキレられるんじゃないか」という刷り込みがされていたのです。

素直に甘えられる娘を見て・・私たち兄弟が初めて知ったこと

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一方で私の娘は、途中不登園になったりと心に問題を抱えたものの、今では何でも素直に表現出来るように成長しました。

大好きな人にはくっつくし、嫌なことがあったらちゃんと言う。

全部を心に押し込めて自己処理してきた私にとっては、「これが普通の人間の姿なんだ」と、驚きでした。

その驚きは私の兄弟も同様のこと。

「遊びに行くと飛び上がって喜ぶ。」

「座ってると膝の上に座ってくる。」

という子供らしい感情表現が、自分たちに欠けていたものを教えてくれました。

甘えられない、頼れない私たちに欠けていたもの。

それは他人への信頼だと思います。

私たち兄弟は

「人は優しくて、自分を受け入れてくれる」

という信頼が育たないままだったので、人間関係でたくさんの苦労があったのです。

子供のころに感情を受け止めてもらうことって、本当に大切なことです。

人から受け入れられるという経験が、私たちに他人を信頼出来るようにさせてくれるからです。

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