アダルトチルドレンから卒業するために、30代の私が手放したもの

「アダルトチルドレン」とは、

家族関係が原因で大人になってもトラウマを抱えている人

を指します。

私もちょっと前まで色々な物事が上手く行かず「両親との関係のせい」と悩んでいました。

だけどある日、ある気付きのおかげで、今では「アダルトチルドレンを卒業」しています。

それは私がずっとこだわっていた、あるモノを手放すことでした。

兄弟でも「アダルトチルドレンは私だけ」。その事実が気付かせてくれたこと

Sponsored Link

さて、「アダルトチルドレン」って、誰のせいでなってしまうものだと思いますか?

立場によって様々な意見があると思いますが・・「親のせい」でしょうか?

私はずっと、そうだと信じていました。

でも、そんな風に思っている間は、いつまでたっても親との関係も自分の状況も改善されないまま。

それは、

「お父さんとお母さんが悪い!謝れ!」

「お父さんとお母さんが変わらないと、私の人生は変わらない!」

の一点張りだからです。

でも「私の今は、親のせいじゃないかもしれない」と気付けたとき、現実は大きく変わり始めます。

私にそう気付かさせてくれたのは、自分を内観していく中で、自分の兄弟たちと自分を比較する冷静さを持てたからでした。

私には他に兄弟が2人いて、同じように専制的で横暴な両親に育てられたのですが、彼らはアダルトチルドレンではありません

冷静に思い出すと、どちらかというと長男である兄の方が、厳しい状況に置かれていた幼少期。

両親だけでなく祖父母からも今なら虐待レベルの叱責を受けていました。

そのせいか中高生の頃の反抗期は酷いもの。

私はそんな兄を「バカだな」と思っていました。

それでも、大人になった兄と両親との仲はこじれてません。

「自分の今」なんか、両親には何の関係もない

そんな距離感でいるけど、拒絶もしていない。

普通の親子関係です。

では、私は?

私は小さい頃から両親の目に怯えて、自分を主張して否定される前に「自分を出す」ことをあきらめていました

思春期の頃も、親の意見に違和感を持っても「ことなかれ」の方が良かったから親に従ってきました。

だから子供のころは上手くやっていたけれど・・大人になった後で、自分の心が暴れている

それは、「親が聞いてくれなかったから」ではなく

私が自分の心をないがしろにしたから

自分を出す勇気を持たなかったから

親の否定を受け入れる根性が無かったから

結局、「今の私がこんなの」なのは、「私が腰抜け」だったからなんです。

認めたくないけど、「親のせい」じゃないんです。

30代になってようやく「親に褒められたい」を手放しました

Sponsored Link

「アダルトチルドレン」って、言葉のとおり、大人になったのに心は子供のままなのですね。

だから、

親に褒められたい

認められたい

受け入れられたい

と強く望んでしまう。

きっと本来なら、成長過程で自我を出すことを学んで、子供から卒業していくものだったんです。

私はガッツが足りなくて、30代までそれが出来なかったけど・・

ようやく、「褒められたい、認められたい、受け入れられたい」を手放す決心がつきました。

ビクビクしながら、「何ていうかなぁ」と怯えながら、時には否定されて傷ついて少しづつ。

そうしていく内に、なんとなく生きるのも苦しく無くなってきました。

アダルトチルドレンって、何歳からでもきっと卒業出来ます。

「誰に認められなくても、自分なんだ」

と自分をまずは信じることから。

Sponsored Link

このページの先頭へ