シングルマザーの敵はシングルマザー?シンママは苦労してなきゃいけないのでしょうか

「女の敵は女」

とはよく言いますが、私たちシングルマザーの敵もまた「シングルマザー」なのかもしれません。

自分が苦労している時、同じ立場の人間が幸せなことは、とても受け入れにくいものだからでしょうか。

シングルマザーに「苦労」を求めるのは、同じシングルマザーかもしれない

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時々シングルマザーが書き込む掲示板を眺めることがあります。

先日その書き込みで気になったのが、あるシングルマザーへのバッシング。

そのシングルマザーは「好きな人が出来たが、恋愛に踏み出しても良いか」を掲示板で相談しているのですが、同じシングルマザーからの意見は辛辣なものばかりでした。

「恋愛しようだなんて母親として失格」

「余裕がある証拠。そんなに余裕があるなら子供に時間を使え」

「私は恋愛なんて考える時間も余裕もない」

これはネット上での出来事なので、現実での声よりも極端になっているかもしれません。

それに、「恋愛」自体に対する嫌悪感もあるのかもしれません。

でも、「シングルマザーが余裕を持つこと」にも嫌悪感を覚えるシングルマザーが、とても多い印象でした。

ではなぜ、シングルマザーはいつも必死でなければいけないのでしょうか?

自分の時間を作らず、子供に全てを捧げなければいけないのでしょうか?

苦労していればしているほど、優秀なシングルマザーなんでしょうか?

そうすればするほど、子供は満たされるのでしょうか?

苦労が免罪符だったとき。必死さが「何かを忘れるため」だったとき

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私が娘と2人で暮らしている時、毎日が必死で倒れそうなほど疲れ果てていました。

仕事、育児、家事、仕事、育児、家事・・

平日も休日もなく、頑張り続けていました。

そんな生活を続けているうちに、私も子供もバランスを崩していきました。

でもおかしなことに、その時私は、確かに自分に誇りを持っていたのです。

「苦労して子供を一人で育てるシングルマザー」であることで、自分が許されるような気がしていたからです。

子供を一人親にしてしまったこと。

結婚に失敗したこと

挫折感

不安

劣等感

色々な負の感情に向き合うかわりに、自分を痛めつけてごまかすことを選択したのです。

生活のためにそうするしかなく、「自分のすべきこと」として受け入れられるならいいかもしれません。

でも、

「どうしても苦労しなければいけない気がする」

「同じシングルマザーが幸せになるのを許せない」

そんな時は、すべきでない苦労を選択しているのかもしれません。

そしてその苦労は、あなたを自己満足で満たしこそすれ、家族を幸せにするものではないのです。

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