家族連れを見ると寂しく不安に・・一人じゃなくなれば、この気持ちは消えますか?
休日に出かけると、近所のスーパーでもどこでも目についてしまうのが幸せそうな家族連れやカップル。
それを見ると、自分や子供だけが孤独で寂しい存在かのように感じて・・
「頼りになるパートナーさえいれば」
「家族さえいれば寂しくないのに」
こう思ってしまいます。
でも、本当にそうでしょうか?
「誰かがいない」「何かが無い」ことで不安や孤独を感じてしまうのは、私たちの心が不安や孤独に敏感だから。
何があっても誰かがいても、問題を創り出すのが得意だからなのです。
不安も孤独も、満たされない気持ちも。私たちの思考が生み出している
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冒頭に書いたように、私はよくスーパーやお出かけ先で仲良さそうな家族を見ては、
「夫のいない自分」
に心を痛めていました。
荷物は全部一人で持たなきゃいけない。
子供のことも、少しの間でも見ていてくれる人はいない。
帰りの運転も、どんなに疲れていても代わってくれる人はいない。
「私ってかわいそう。」と思っていました。
「離婚したから、私は孤独で不幸になったんだ」と。
でも振り返ってよく思い出してみると、結婚していたころも孤独で不安で、不満だらけでした。
元夫は、私の気持ちをわかってくれない。
私を幸せにはしてくれない。
私は孤独で不幸だ。
でも元夫は、私との結婚生活には問題があったものの、買い物にも行ってくれたし子供の面倒もみてくれました。
車の運転はいつも、彼がしていました。
それでも私は幸せではありませんでした。
だから「離婚したから、一人でいるから寂しくて不幸なんだ」というのは、間違いなのです。
私はいつでもどこでも、どんな状況でも。
自分にないものを見つけてそれを心の中でいっぱいにするのが得意でした。
だから不幸で満たされなかったのです。
私の心が、考え方が、不幸を大きくしていたのです。
これからは「自分にあるもの」を見つめて、幸せになる
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自分にないものを見つけるのが得意だと、どんな状況でもどんな人に囲まれても、不満しか出てこなくなります。
でもこれは言い換えれば、自分の見方さえ変えればどんな状況でも幸せになることが出来るということを示しています。
「自分がかわいそうだ」
「不満だ」
と思った時に、「ない」に目を向けやすい自分の考え癖を思い出してみてください。
そして「あるもの」を代わりに見つけるようにすれば良いのです。
「ある」にフォーカスすることに慣れてくると、不満よりも感謝に気づけるようになります。
そんなのまやかしだと思われるでしょうか。
でも「ない」にフォーカスする人と「ある」にフォーカスする人では、天と地ほどの幸福感の差があるのです。
その違いが分かる良い例が、私の身近にいます。
私の二人の祖母です。
片方の祖母は、生まれ育った家で婿を迎えて子供を育て、老後もそこに住んでいます。
近所に住む娘が毎日通って面倒をみていて、体にも不自由はなく、親戚や古くからの友人に囲まれて過ごしています。
でも口を開けば、不安や辛さや不満が出てきます。
いつも辛い事ばかり想像しているので、表情はとても暗いです。
もう一方は、ふるさとで一人暮らしが出来なくなったので、子供の住む地域の施設へ。
周りには知り合いもいません。
でも子供が訪ねていくと、施設の職員さんの親切さや、食事のおいしさを話してくれます。
「また会いに来よう」と思わせてくれるような、幸せそうな顔をしてくれます。
状況的には、どちらが孤独なのでしょうか。
一概には判断できません。
でも心の目がどこに向くかで、不安も不満も不幸もずいぶん大きさが違うのです。
一人の不安や孤独から抜け出したいなら、まずは自分の目が「ないもの」ばかりを探していたことに気づくこと。
そしていま周りにいてくれる人に感謝することです。
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