離婚・失恋「傷ついた記憶」は、あなたを不幸にするためにあるんじゃない

離婚で経験した辛かったことや、傷ついたことを突然思い出すことがあります。

そうすると、今の自分がみじめに感じて・・

前向きな気持ちを失ってしまったり「やっぱり私はダメなんだ」と落ち込んだりします。

恋愛でも同じです。

二股や酷い振られ方をしたことは、新しい恋愛でも思い出して私を不安にさせることがあります。

でも「傷ついた記憶」は、決して、

私はもう一度失敗する

私はやっぱりダメなんだ

と思い出させるためにあるのではありません。

辛い記憶が甦るのは「もう一度自分を信じて、幸せになるチャンス」を教えるため

辛い記憶を乗り越えるために甦るのです。

離婚後「お母さんのお迎え」を信じられなくなった娘

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二歳だった娘は私が離婚してからしばらく、保育園へ送っていった時になかなか離れることが出来なくなりました。

理由を説明してもらった訳では無いけれど・・

きっと娘は不安だったんでしょう。

お父さんは突然いなくなってしまったから、「お母さんだって、突然いなくなるかもしれない」

そんな娘のために私が出来たのは「絶対に六時に迎えに行くよ」と言って、必ずその約束を守ることでした。

そうして徐々に「お母さんは絶対来る」と信頼してもらうことが出来たようだけど・・

今でも私は、娘のその時のことを思い返すことがあります。

それはどんな時かと言うと、離婚や失恋のトラウマを思い出した時。

「失敗した」「傷ついた」記憶から、自分が不安になってしまった時です。

そんな時私は、「お母さんは迎えに来てくれる」と信じられない娘と同じように「私は幸せになれる」と信じられなくなっています。

「きっとまた同じことが繰り返される」という不安に、飲み込まれつつあるのです。

「大丈夫だった」という記憶で自分を勇気づける

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でも娘のことを思い出すことは、同時に私を勇気づけもします。

娘はその時「お母さんが迎えに来る」ということを信じ切れなかったけど、私は「絶対に娘を迎えに行く」ことを知っていた。

それと同じように、私が知らない「絶対」があるかもしれない・・

と思えるようになるからです。

そう思うと、昔の心の傷を思い出すことは

今の自分を脅かすためではなく傷を乗り越えさせるため

と思えるようになります。

そうすると・・

怖がりながらでも、前に進めるようになります。

不安にかられてジタバタせずに、状況を受け入れられるようになります。

そうして手に入れた「大丈夫だった」が、苦しい記憶を乗り越えさせて

「もう大丈夫」

になっていくのです。

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