私をひとりぼっちのシングルマザーにしたのは、私の意地とプライドだった
「孤立無援のシングルマザー」
少し前は自分のことをそんな風に感じていました。
私って孤独で、かわいそうだと。
でも自分自身をそんな境遇においたのは、自分のプライドが原因だったのです。
それに気付くと、自分を孤独から解放してあげたくなりました。
私はひとりぼっちのシングルマザー・・でも誰も受け入れないのは私
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私はずっと「元夫の家族のせいで離婚したのに、苦労するのは私ばかり」だと思っていました。
子供は不登園になってしまって、私は仕事を辞めざるをえず。
折り合いの悪い実家でイライラしながら、先の見えない人生への不安に毎日落ち込み、何の苦労もしない元夫を憎みました。
そんな辛い状況なのに、私を慰めもせず、救いの手を差し伸べない家族にも怒りを覚え、誰も私を守ってくれないと思いました。
友達にも、みじめでこんな状況を話すことは出来ません。
「誰も分かってくれず、誰も助けてくれない」
本当に辛い毎日でした。
でもどん底まで落ち込んだ後に分かりました。
そもそも私は
「誰かに助けなんて求めてたまるか」
と意地をはっていたこと。
「助けを求めるなんて恥だ」
とプライドを守っていたこと。
そしてその反面、この「可哀そうな私」を解かってもらいたいと思っていた。
苦労を察してもらいたいと思っていた。
だから他人へぶつけたのは、気持ちを察してくれない怒りと不安定な感情だけ。
決して、
何を不安に感じているのか
何を悩んでいるのか
どう助けてほしいのか
素直に打ち明けたのではなかったのです。
誰にも助けを求めないから、誰も助けてくれない。
そんなの当たり前。
ひとりぼっちなのは、意地とプライドを大切にして素直になれない、自分のせいだったのです。
苦しいのは、意地やプライドにしがみついているから
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どんなに物理的に辛い状況に置かれても。
実は心の内の不安や助けてもらいたいことを、素直に適切な人に打ち明けることが出来たなら、その辛さは結構耐えられるものです。
でも、苦しくて苦しくて、病気になるほどふさぎ込んでしまうときは・・
私の場合は、自分が
ダメな人間だと思われたくない
失望されたくない
見下されたくない
勝ち組でいたい
かっこ悪いところを見られたくない
という意地やプライドにしがみついて守ろうとする時でした。
だから本当に人を苦しめるのは、逆境ではなく「自分自身」だと信じています。
「自分ばかり辛い目にあってる」と元夫を憎む時、「私はあなたが羨ましいよ」と元夫へ言ってみる。
「家族なのに助けてくれない」と家族を恨む時、「助けてほしいんだ」と頼んでみる。
誰かの励ましがほしいなら、みじめでも友達に打ち明けてみる。
私は意地やプライドを棄てた時、自分はひとりじゃないと気付きました。
それでも当然、助けを求めた結果、恐れていたように「見下されてバカにされてかっこ悪いと思われる」こともあります。
でも
「素直になることが出来るようになった」
という成長は、自分の知らなかった強さを引き出すことにつながるのです。
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