子供がムカつく。これって異常ではなく大切な感情です。
どんな親でも「自分の子供がムカつく」と思ってしまうことが、子育て中には必ずあります。
でも、そのことで自分を責めても意味はありませんし、責める必要もありません。
「子供がムカつく」と感じることはしつけにおいて大切なことです。
あなたが注意しなければいけないのは、その後のあなたのしつけ方です。
子供がムカつくのは、正常なこと
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子供に対して腹を立てることは、異常なことではありません。むしろ子供のしつけのためにも必要なことです。
意見を無視されたり暴力的な行動を取られたり、失礼な発言をされるなどしたら、誰だって腹が立ちます。
あなたがこれらの行動に対して怒りを感じて注意しなければ、子供は「してはいけないことなんだ」と気付くことが出来ないのです。
だから、あなたが子供の行動に対して全く腹を立てないのだとしたら、それこそ問題です。
子供はあなたに注意されないので、同じような行動を他人にとって傷つけてしまいます。
このようにムカついたり腹を立てたりするのは正常なことですが、その反応としてあなたが感情的に怒りをぶつけてしまうのだとしたら問題です。
あなたが「ムカついた」ことを、子供に上手に教えてあげるにはどうしたら良いでしょうか。
子供に「人にしてはいけない行動」を教える方法
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腹立ちまぎれに怒鳴ったりイライラをぶつけても、子供はあなたの話しを聞きません。
話しの内容を聞く前に、あなたの感情的な雰囲気に反発してしまうでしょう。
とはいっても、あなたは今ムカついているので、それを鎮めることがまず必要です。
そのための方法は、以下の通りです。
- まずは黙る。子供が何を言っても、何をしても反応しない。(状況が悪くなることを防ぐため)
- 次に、「私はムカついている」を自分に言う。(自分を客観視することで感情を抑えるため)
- 自分が何に対してムカついたかを整理する。(子供に伝えるため)
上記のようにすることで、あなたは感情を抑え、子供に伝えるべきことを明確にすることが出来ます。
そして、子供に伝える時は以下のことを心がけましょう。
- 子供を座らせる。テレビを切る。(よそ事を考えないようにするため)
- 子供のどんな行動に対して、あなたが腹が立ったかを伝える。
- 他人に対しても同じような行動をとって良いのかを、子供に答えさせる。(子供に心から納得させるため)
- 子供の答えがあなたの意見と違っていても、この場では議論しない。「あなたの考えは分かった」といって、後日話し合うことを約束する。(その場で話し合うと論理的な話し合いが出来ないから)
このように、他人に対してとってはいけない行動を明確に伝えることで、子供は成長出来ます。
また、あなたの理性的な行動をみて、問題が起こった時に大人だったらどうあるべきかを示すことが出来ます。
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