世代を超えて繰り返される母と娘の関係。悪循環を断ち切る方法は

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例えば、過去に虐待を受けたことがある母親の3分の1が、自分の子供にも虐待を繰り返してしまうといいます。

あなたも、自分が親からされて嫌だったことを、我が子にしていることに気付く瞬間があるでしょう。

このような悪循環は、母と娘ほど繰り返されることが多くなります。

だから、あなたがいま母親との関係に苦しみがあるのなら、娘のためにもそれを断ち切らなければいけないのです。

なぜ母と娘?母娘の特別な関係

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子供は親の姿を手本とし、家庭での振る舞い方や社会での生き方を学んでいきます。

だから親が持っている価値観や考え方、行動に、子供が似てくるのは当然のことなのです。

しかし、子供が成長し親離れの時期になると、それまでの経験をもとに自分なりの価値観などを形成していくようになります。

この親離れが上手く行きにくいのが、母と娘なのです。

母親と娘は同性のため、母から見れば自分の分身。そして娘は、同性である自分が母親の味方であるべきと感じます。

そのため、母は自分の価値観や考えを娘に植え付けようとし、娘の側はそれを進んで受け取るという関係が生まれやすいのです。

だから、思春期が来ても娘は母親に反抗出来ません。

心の底には自分を言いなりにしようとする母親に怒りがあるのに、それを表に出すことも、言いなりになるのを止めることも出来ないのです。

そうする内に、母親を嫌悪しながらも、今度は同じような行動を自分の娘に対してとるという悪循環が生まれます。

母と娘の悪循環を断ち切るためには

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娘のあなたの側から母との依存関係を断ち切るには、まず自分が一人の独立した人間として生きる覚悟を決めましょう。

これまであなたは人生の岐路で母親の選択を尊重して生きてきましたが、それを止めるのです。

そのためには、まずは母親から物理的に距離を置くこと。

あなたの行動に口出しされる機会を減らす必要があるからです。

そうすることで、あなたは一時的に不安に陥るかもしれません。

これまで母親に従うことで得てきた安心感失うからです。

でも、その代わりに徐々に自分の欲求が感じられるようになります。

そして、自分がしたいと思ったことをしたり、感じたままに意見を言えることに喜びを感じられるようになります。

そうなって初めて、あなたは負のサイクルを自分の娘に手渡さずに済むようになるのです。

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母親は娘を不幸に育てたい訳ではありません。

娘を自分の分身のように思うのも、愛しているからが故なのです。

だけど、本当に愛するということは「信じて見守ってあげること」だと、気付くことが大切です。

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