自己肯定感を満たし子どもの不登園が治った実体験(解決編)

jikokoouteikannkodomo

この記事は、以下の記事の続編として書いています。↓

「自己肯定感を満たし子どもの不登園が治った実体験(どん底編)」

子どもの不登園の原因は、私の「自己肯定感を下げる子どもとの接し方」でした。

でもこの問題も、ある出会いのおかげで解決する日が訪れます。

「子どもの自己肯定感を満たす」ことに全身全霊をかけると決意する

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保育士からの指摘に、自分の育て方のせいで「いかに子どもの自信を損なってきたか」に気付くことが出来た私。

でもどうしたら子どもの自信は育つのか、具体的な方法が全く分かりません。

ただ、「5年間自信を奪われ続けて成長してきたのだから、相当の時間をかけないと娘の自己肯定感を育てることは出来ないだろう」ということは感じていました。

幸か不幸か、その時私は失業中。

「こうなったら今まで時間をかけなかった分、とことん娘のために時間を使ってみよう」と覚悟を決めたのでした。

お金や仕事のことで焦りや不安はもちろんありましたが、娘の問題を解決しないうちはまた同じことを繰り返してしまう。

未来を良くするためにはそれが最善の選択だと思ったのです。

このように覚悟を決めると不思議なもので、それだけでも子どもが少し活発になりました。

以前は入れなかった保育園の教室を、わたしと一緒なら入ることが出来るようにもなりました。

子どもは敏感に、親が子どもの全てを受け入れようとしているかを察するものなんですね。

「いいところノート」との出会いで子どもの目がキラキラになった

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上記のように事態は少し好転したものの、娘はまだAちゃんの意地悪を克服できないようでした。

「イヤ、やめて」と言いたくても、言えないのです。

またその他の場面でも、「私には出来ない」「怖い」という発言が多くあります。

これを「私にも出来る!」「挑戦してみよう」に変えるにはどうしたら良いのかを知るために、色々な育児書を読みました。

そしてそこに書いてある「感情を受け入れてあげる」や「褒めてあげる」などの対応方法を試してみましたが、今までしてこなかった私には漠然とし過ぎていて、上手く出来ている実感が無かったのです。

そんな時、私が働き始めた会社の社長から、ある方法を教えてもらいました。

それが「いいところノート」です。

子どもの行動をよく観察して、どんな些細なことや一見失敗に思えるようなことでも、そこから「挑戦しようとしたこと」「出来たこと」「頑張ったこと」「すごいと思ったこと」を探して書いてみるということでした。

「無いよ」と思っても探せと。

そして毎晩寝る前に、子どもに読み聞かせなさいと。

私が実際に書いたのは以下のようなコメントです。

< 私がいいところノートに書いたこと >

  • おかあさんに「○○ちゃんが嫌だ」「どうして嫌か」を教えてくれた。自分の気持ちが言えるのはすごい。
  • 「今日はおやつに何食べたい?」と聞いたら「プリン」と答えてくれた。自分のしたいことがあるっていいね。
  • 朝起きて、「おはよう」を言ってくれた。おかあさんは嬉しい気持ちになった
  • ボール投げ「出来ない」と泣いていた。出来なくて悔しいんだね。「悔しい」って思うのはいいことだよ。

今までスルーしてきた些細なこと。

今までだったらイライラして叱っていたようなこと。

これらの「良い点」を見つけて子どもに教えていくうちに、子どもにこんな変化が起こるようになりました。

< いいところノートで起こった変化 >

  • 私(おかあさん)の顔色を窺わなくなった
  • 失敗してもメソメソすることが無くなった
  • 「おかあさん、抱っこして」と素直に甘えられるようになった

自分から行動することが増え、子どもに笑顔が増えました。

「いいところノート」を読むとどんな気持ち?と聞くと、「ワクワクして、こんなに私ってすごかったんだ!という気持ち!」と教えてくれました。

そしてついに娘は、Aちゃんにこう言い返すことが出来たと報告してくれました。

「゛バカ”って言われたから、゛バカっていう人がバカなんだよ!”って今日言ってきた!」

娘の不登園が始まってから、4か月目。

いいところノートを書き始めてから、わずか1か月のことでした。

いいところノートで起こった私の変化

いいところノートは子どもの自己肯定感を満たすだけでなく、親にも変化をもたらします。

それは「子どもにこんなにも良いところがあったんだ!」と気付けることです。

そうすると、心から子どものことを尊敬する気持ちが芽生えます。

「すごいね。」「がんばったね。」「あなたなら出来るよ。」

素直にこんな言葉が出るようになるから、子どもはますます「自己肯定感」を養えるようになるのです。

不登園をしていた娘も、もう小学生。

元気に通う姿を見ると、あの時「いいところノート」に出会えて本当に良かったと、心から思います。

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