「子供の幸せは親次第」なんて、おこがましい。その考えがすでに毒親。

私は親との関係が良好でなく、「そのせいで私は幸せじゃなかった」とずっと思ってきました。

だから私も、

自分の子供の幸せに対して大きな責任がある!

子供に幸せな環境を与えなきゃ!

とずっと思ってきました。

でもようやく気付いたのですが、その考えがすでに、子供を信頼せずコントロールする親そのもの。

「子供の幸せが親次第」なんて、勘違いも甚だしいと思うのです。

「子供の幸せは私次第」なんて、私は立派な毒親でした

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私の両親はひどい気分屋で、自分が不快な時は平気で子供を無視するし、言うことを聞かなかったら折檻は当たり前。

母親なんか、世間体を気にして見栄っ張りなくせに、部屋は片づけられない女。

そんなんだから私はいつもビクビクして、自分の気持ちを押し込めて生きてきて、自分も見栄っ張りになってしまったと思っていました。

そして何を言っても分かってくれない親に育てられた私は不幸で、

こんな親じゃ無かったら私の人生は違っていたはずだ

と、恨んでいました。

でもいろいろあって「親と私の幸せは関係ない!」と思えた・・

そのはずなのに。

実はまだ残っていました。

それは自分の子供に対して。

親が対応を間違えると、

与えるものを間違えると、

子供がとんでもない重荷を背負ってしまう

という恐怖を、心の中に握りしめていたのです。

その恐怖の根底にあるのは、

子供は弱く、自分では何も出来ず、私が何とかしないと潰れてしまう存在

という思い込み。

この発想から出る私の行動は、どんなに私自身がよかれと思っても、結局

「子供をコントロールしたい」

という毒親の行動と何ら変わりは無いのです。

そう思い至って、世の「毒親」と子供に呼ばれる人たちに自覚が無いことが腹に落ちて理解できました。

だって、「子供の幸せのために」とマジで信じてコントロールしてるのですから。

(コントロールしてる自覚のない親御さんも、たくさんいると思いますが)

子供には、子供の望む幸せを創り出す力がある

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「こんな親じゃなければ」と思っていたけれど、今は、今の幸せを創り出すためには「私がもともと与えられたもの全てが必要だった」と感じています。

親も

兄弟も

経済状態も

学校生活も

容姿も才能も

どんな失敗も成功も

離婚経験も

全てが今の私の血肉になって、ようやく「今の自分に大満足」を手に入れられました。

これらのうちどれかでも違えば、今の自分は無いわけだから、全て元のままでOKなのです。

子供も同じように、親があれこれ意識してコントロールしてもしなくても勝手に色んなものを背負い込んで、反対に色んな強みを見つけて生きていきます。

確かに、親のせいで、望まない大変なハンディキャップを背負ってしまう子供たちもいます。

でも、その先の未来が他の人より不幸か幸せかなんて、誰にも分からない。

幸せを創る力は子供たち自身に宿っているし、それを発揮するかしないかも子供たち次第だからです。

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