受験ストレスで拒食から過食へ。精神科医から言われたショッキングな一言
高校からダイエットにはまり拒食になった後のお話しです。
受験ストレスで食欲が暴走。過食になる
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高校1年、2年とダイエットに捧げた私の成績はボロボロでした。
定期テストの順位は下から数えて一桁だし、赤点もたくさん。
模試でも、憧れていた大学は絶対行けないレベルの判定しかもらえませんでした。
だけどプライドの高い私は、どうしても大学に行きたい。
2年生の終わりから、勉強を真剣にすることにしました。
ところが、困ったことに、勉強をするための集中力がわきません。
内容が難しいとか云々の前に、15分だって何かを考えることが出来ないのです。
多分「食欲をコントロールする」ことに全神経を集中していたので、それ以外の部分に神経を使うことが出来なかったのだと思います。
「それでも勉強をしなきゃ」
と思うと、今度は制御できないほどの「食べたい」という欲求が襲ってきました。
いえ、「欲求」という表現では足りないくらいの「食べたいという衝動」。
ここから一気に、私は過食に転じていきました。
勉強をする時は、必ず何かを食べながら。
「甘い→しょっぱい→甘い→しょっぱい」を繰り返すためにチョコとポテトチップス(お気に入りはピザポテト)が欠かせない。
ご飯も、それまで禁じていた焼肉、揚げ物、パスタなどを食べあさる。
勉強を始めたので成績は普通になっていったけど、体型はどんどん普通じゃなくなっていきました。
太って辛かったことと、精神科医にキレられて症状が悪化したこと
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見る見るうちにぽっちゃりとしていき、明らかに「激やせ」から「ぽっちゃり」になりました。
だけどその時期、私の友達の大抵の子が同じように勉強のストレスで太ったり肌荒れをしたりしていたので、親や先生から見れば「正常になった」と判断されたかもしれません。
勉強を始めて親も先生も褒めてくれて、小言は言われなくなりました。
(今思うと、みんな病んでいました)
でも心の中では、
「このまま太り続けたらどうしよう。」
「出来るものなら、食欲を抑えたい。」
と恐れていました。
それで、親に「メンタルクリニックに行きたい」と言いました。
ただ、病院に行く目的はあくまでも、「食欲をコントロール出来るようになるため」。
決して「体型への異常な執着心を解決するため」ではありません。
痩せた体型への異常な執着を「自分では異常と考えていなかった」のです。
そして、私は連れて行ってもらったメンタルクリニックで、思いがけない傷をもらって帰ることになります。
そのクリニックの先生は、とても大柄で太った女性でした。
私が「太ることが怖い。食べることが怖い。」というと、明らかにイラついた様子でこう言われたのを覚えています。
「太ってると何が悪いんですか。」
これは、先生が私の心に問う目的で聞いたのであれば、私の心に響いていったかもしれません。
でもその時の私には「このセリフは私の治療の為に言ったのでは無い」と感じました。
太ることを恐れている私を軽蔑している。
体型に囚われている私を軽蔑している。
私のことを怒ってる。
そんな風に感じました。
で、同時に猛烈に自分自身を責め始めました。
「先生が思っている通り、私は軽蔑されるべき人間だ。」
「体型も普通に出来ない。勉強も普通に出来ない。最低の人間だ。」
メンタルクリニックへ行ったことをきっかけに「食べることへの異常な執着」を責め始めるようになりましたが・・
矛盾しているようですがこの責めの矛先は、なぜだか「食べること」向いていきました。
「責めれば責めるほど食べたくなり、食べてまた自分を責める」
という悪循環に陥り始めました。
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タグ:摂食障害