大学でみじめになり過食嘔吐へ・・自己否定を止めることが、解決の秘訣かも

前回前々回の続き。

高校を卒業して大学に進学したころから、摂食障害が過食嘔吐に変わっていきます。

大学で思い知る、自分の価値の低さ。加速する自己否定

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ストレスいっぱいで受験勉強しながらも、なんとか大学に受かった私は、京都で一人暮らしすることになりました。

イヤな勉強からも解放されて、うるさい親からも解放されて、楽しい生活が待っている!

・・はずでした。

学生生活が始まってみると、周りはみんな、おしゃれで可愛くて、楽しそうにしている子ばかりに見えます。

誰も、私みたいに必死になって、生きていないように見える。

私みたいに、ダイエットと勉強のことしか考えていない、頭が空っぽな子はいないように見える。

しかも太ってるし、ダサいし。

「ここでは私は、最下層だ。」

そう思ってしまったのです。

まずは痩せて普通の体型に戻らなきゃと、また食事制限するダイエットをしようとしました。

だけどもう私は、食事をコントロールできる人間では無くなっていました。

「食べないように、食べないように・・」と思えば思うほど食べてしまう。

もう絶望。

そこで私は、まず下剤を使うことにしました。

でも下剤って、すぐに効かなくなっちゃうし、出ても結局太るんです。

下剤は止めて、禁断の「吐く行為」を初めてしまいました。

いつ、どのように吐き始めたかは、正直覚えていません。

だけど気が付いたら習慣になっていて、食べたら吐く、食べたら吐く・・

その結果最悪なことに、ただの過食の時は食欲が止む時があったのに、食欲が止むことが無くなってしまいました。

友達といても、考えるのは食べて吐くことばかり。

夜中にも、コンビニに大量のお菓子を買いに行く。

同じお店に行くのは恥ずかしくて、毎日遠いところまで自転車をこいで必死に行っていました。

(だけど実は友達の彼氏がバイトしていたりして、バレてめちゃくちゃ恥ずかしかった)

友達といるときは普通を装っていたけど、心の中はいろいろな嵐が吹きまくっていて、それが止まった状態がどんなだったか思い出せなくなりました。

「吐くことは異常だ」という自分責めも酷くて、自分のことが大嫌いで大嫌いで他の子が羨ましくてしょうがありませんでした。

泣きながら、吐いて食べてを繰り返しました。

血を吐いて休学。ただ寝るだけの日々で、なんとか治る。

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そんな風に過食嘔吐を続けて2年目の夏。

いつものように吐いていると、そこに赤いものが混じりました。

血のようにみえました。

多分、血でした。

今思えばそれは喉が切れたかなんかで出血したと思うのですが、血をみて瞬間的にパニックになりました。

人間って、本当に死ぬかもと思ったときには、何とかするために動くものなのかもしれません。

私はすぐに実家に帰り、「私は精神状態が異常です。」と言って、あんなに嫌っていた心療内科に行きました。

そこではやっぱり過食嘔吐のことは言えなかったけれど、一人暮らしをしていたしストレスが高かったんだろうと診断してくれて薬をもらいました。

そしてその薬を飲んだおかげで、確かにちょっと落ち着いたように感じ、また薬を飲むとどれだけでも眠れるので、食べる回数も激減しました。

今思えば、こうしてただ「何もしなくていい。寝ているだけでいい。」と安心する生活が、摂食障害を解決するのにとても良かったんだと思います。

寝ているだけの部屋では、誰かとも比べなくていいし、「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」も現れない。

「自分を否定する」出来事が起こらないんです。

ただ頭の中のおしゃべりが、自分を否定したり焦らせようとしたりするけれど・・

寝てばかりで意識がもうろうとしていたので、それに悩まされることもあまりありませんでした。

ただこうしていて、将来のことだけが心配になってきました。

一生寝ているわけにもいかないから。

だけどこの心配は、「寝るために聞いていた英語のCD」のおかげで、解決しました。

ただ寝ながらCDを聞き流して(ス〇ードラー〇ングじゃないけど)、気付いたら眠って、また目覚めて英語を聞いて・・

お経みたいに無目的に聞いていたら、知らないうちに英語がけっこう聞き取れるようになっていて、そこから英語を「楽しみで」勉強したら英語が出来るようになっていた。

「このまま寝てても、何とかは出来るんだ」という安心感が生まれると同時に、

「初めて自分が、何かや誰かからのプレッシャーも無しに行動した」

という事実を得ることが出来ました。

それが「人生ってこんな感じなんだ」と気付かせてくれたのです。

それまで、そのくらい、誰かの目線で誰かの指示で生きていたから。

で、英会話に通うことから始まって、一年後には大学に戻ることも出来ました。

その間に英語のおかげで自信もついて、たくさん寝たおかげで肌もキレイになって(過食嘔吐のころはボロボロ)、自己否定も止みました。

それでもまだ、他人との比較においての評価なんですけどね。

つまり競走馬として復活して、「他人との競争の人生」に戻っていっただけ。

本当に心の在り方が変わっていくのは、その後もいろいろと問題を乗り越えた後になるのです。

終わり

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