ふとしたことがきっかけで離婚への後悔に苦しむことが、私にはたびたびありました。
自分の判断で離婚したのに。
周囲の反対も押し切ったのに。
それなのに、なんで後悔なんてしてしまうんだろう?
離婚を後悔することは辛いことです。
でも、それが自分を再構築するために必要なことだったら、どうでしょう。
私は離婚の後悔を掘り下げたことで、今まで気付くことが出来なかった自分を知ることが出来ました。
あなたはどんなことがきっかけで、離婚を後悔しますか?私はこんな時。
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離婚への後悔って、ふとしたことがきっかけで心を埋め尽くすことがあります。
私の場合、友達の出産や家の購入など。
円満な家庭や順調な人生を前にすると、心に苦いものが広がりました。
当時は「離婚を後悔すること」自体が負け組のような気がして、必死でその辛さを紛らわしたものです。
でも私が、それまでで最も離婚を後悔した日、あることに気がついたんです。
それは、元夫の海外転勤が決まった時。
それも行き先は、私がいつか住みたいと憧れていた、ニューヨークだと知った時です。
「どうして?あのまま我慢してたら、ニューヨークで住めたの?」
住む場所は、マンハッタン。
一か月の家賃が数十万円もする家に住むと聞き、私の心は悔しさでいっぱいになりました。
でも同時に思ったのです。
「私はなんて強欲なんだろう。」
「なぜ競争心ばかりなんだろう。」
「リッチな暮らしが出来たのなら、ガマンして結婚生活を続けていたのだろうか?だとしたら、結婚を何だと思っているんだろう。」
そして後悔によって自分の歪みを見つけた時、離婚を後悔する気持ちも悔しい気持ちも、消え去っていったのです。
離婚への後悔は、自分の歪みや執着心を見つけるチャンス
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私の中に見つけた、歪んだ欲望や執着心。
これらは、今までの人生で私の判断を誤らせたり、人を傷つけたりする原因になっていました。
よくよく思い起こすと、私の行動はいつも
「人に勝ちたい。」
「有利になりたい。」
「楽をしたい。」
「羨ましがられたい。」
こんな歪んだ欲求をモチベーションにして行われていました。
勉強も、就職も、結婚も、出産も、育児すらもです。
何てさもしい人生でしょうか。
こんな欲求に従って人生を突き進めば、次々に問題にぶつかることは目に見えています。
離婚の後悔は、私にそれを気付かせてくれました。
自分の、こんなにも汚い部分に目を向けることは、とても辛いことです。
でもより良い人生を築くためには、どうしても避けては通れないことですよね。
だから、シングルマザーとして必死にがんばる日は、もちろん素晴らしい日。
だけど離婚を後悔して辛い思いをする日も、私にとっては花マルをあげたい日なのです。
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