いい加減に前を向いて歩きたいのに、どうしても問題に囚われて前に進めないときがあります。
吹っ切ったはずなのに、まだ心の中でくすぶる元夫への恨みだとか・・
切り捨てたはずの両親との関係だとか。
どうしても前向きになれないときは、立ち止まり、その問題に思いきり向き合う時なのかもしれません。
問題にとらわれて、前向きになれない
Sponsored Link
「悩んでもしょうがない」
そう分かっているのに、悩むことから抜け出せないということは、人間なら誰でもあると思います。
特に離婚という、人生の一大事件が起こった後ならなおさらです。
恨んでも時間が取り戻せるわけではないのに、つい元夫のことを考えてしまったり・・
一人親になったために、関係が上手くいっていない親に頼らざるを得なくなり、こじれた関係が再燃してしまうこともあります。
私も離婚後は、もうあきらめたはずの親との関係を、もう一度やり直すことになってしまいました。
本音を言うと、シングルマザーになっても実家に戻りたくなかったのですが・・
それは親と関わると、必ずいらだったり、傷ついたり、自分に価値が無いかのように感じてしまうから。
だから親の世話になりながら、
「親子二人でやっていけるようになりたい」
「出ていきたい」
ともがいてばかりいました。
前向きになれない時は「進んではいけないとき」と考えて、状況は好転する
Sponsored Link
「親にとらわれずに前に進みたい」
「親との関係を断ち切ること」を前向きな解決策と思いこみ、必死でもがいてきました。
それでも事態は前に進むどころか、親との関係がこじれるばかり。
ある時あがくのに疲れ、
「もう、現状としっかり向き合おう。そのために離婚して戻ってきたのかもしれない。」
と力を抜くことが出来ました。
親に対して、いらだってもいいし、自分に価値が無いと思ってもいいのです。
でもその代わりに、
「なぜそう思ってしまうのか。」
「どうしたら、自分で落ち込んだ気持ちを立て直せるのか」
そう自分を見つめ直すことで、「親がどうであっても変わらない自分」を生み出すことが出来ました。
「問題を避けること」「問題を失くすこと」ばかりが解決策ではありません。
問題をしっかりと体験尽くして自分が変わることも、必要な解決策の一つなのです。
Sponsored Link
View Comments (3)
はじめまして。
7歳の子供がいます。3年前に離婚して、実家で母と3人でくらしています。経済的余裕がないので、母と折り合いが悪くても、実家暮らしをしています。
ここ1ヶ月 今まで我慢してきた母との関係にうんざりし、どん底まで落ち込みが続いています。
ブログを拝見し、私と同じ状況かもと思い 参考にさせていただいています。
******************************
ブログの中の 気になった箇所があります。
「もう、現状としっかり向き合おう。そのために離婚して戻ってきたのかもしれない。」
と力を抜くことが出来ました。
親に対して、いらだってもいいし、自分に価値が無いと思ってもいいのです。
でもその代わりに、
「なぜそう思ってしまうのか。」
実親との
「どうしたら、自分で落ち込んだ気持ちを立て直せるのか」
そう自分を見つめ直すことで、「親がどうであっても変わらない自分」を生み出すことが出来ました。
「問題を避けること」「問題を失くすこと」ばかりが解決策ではありません。
問題をしっかりと体験尽くして自分が変わることも、必要な解決策の一つなのです。
*******************************
この箇所がとても腑に落ちました。
でも、どうやってこの悶々とした思いを 整理していけばいいのか、苦しんでいます。
差し支えなければでいいのですが、どのような考え方をして、前に進むことが出来ているのでしょうか? 少しでも教えていただければ幸いです。
こんにちは、さらさん。
参考になるかどうか分かりませんが、私の体験を具体的に書かせていただきますね。
長くなりますが、どうぞお付き合いください。
☆☆☆
私が両親とのこれまでの関係を変えるためにしたのは、次の二つのことでした。
一つ目に「自分が両親に対して最も恐れていること(怖くて出来ないこと、してはいけないと思っていること)をしてみること」
二つ目に「自分が両親に一番望むことを、諦めること」
です。
具体的には、両親に拒絶されたり衝突することが怖くて、私は自分の意見を言えなかったのですが、否定や衝突覚悟で自分の本音を言うようにしました。
(人によっては、反対に「親を放っておいてみる」とか「親を無視してみる」かもしれません)
また、私は両親に「私の全てを受け入れ、肯定的になってもらうこと」を望んでいたのですが、それを諦めました。
(こちらもご両親との関係性によって色々なケースがあると思います)
こう書くと、とてもあっさりしています(笑)
でも、「今日からこうします!」と決めて、すんなり実践できたわけではありません。
自分の意見を言うのが怖くて言葉を飲み込んだり、
意見を言ってもやっぱり否定され、喧嘩になり、「やっぱり出ていくしかない」を繰り返しました。
でもそうする内に、
恐れていたことが起こっても、それほど悪くはないこと(否定されて衝突しても、次の日には元気になる)
望むことが起こらなくても、自分は大丈夫なこと(受け入れられなくても、言えただけですっきりする)
が分かってきます。
大げさに書いたけれど、「慣れ」と言ってしまえば、それまでかも知れないんですけどね。
毎日トレーニングの気持ちで、自分の中の「両親に対するタブー」を侵すようにしていました。
☆☆☆
ちなみに「自分が恐れることをしてみること」「相手に望む対応を諦めること」って、その人間関係からコントロールを外すことになると思っています。
「自分が何かを恐れている」ということは、相手に何らかの形でコントロールされているということです。
だから私たちは相手に対して「不自由感」を持ってしまう。
でも反対に「相手に特定の対応を願うこと」は、私たちの側から相手へのコントロールです。
相手も私たちに対して、「不自由感」を持っているのです。
(だから、「相手への望みを諦める」は重要です。)
自分も相手も互いにコントロールから外れれば、その人間関係にストレスは無くなります。
それが、私が両親との関係を変えるためにしたことです。
☆☆☆
そして両親との関係で「恐れ」を受け入れると、いろいろな人間関係も改善していきます。
どんな人間関係も両親との関係性が反映されているので、当然かもしれませんね。
そういうわけで、「現状と向き合うためにここに戻らされた」はやはり正解だと思うのです。
☆☆☆
長々と回答しましたが、ご参考になればうれしいです。
お母さまとの関係が変わる糸口が見つかるといいですね^^
ミキさんへ
とても丁寧に応えてくださり、ありがとうございます。
今日も 母に打ちのめされていました。
心がズタズタです。
ミキさんの体験談を参考にさせていただきます。