「親が離婚していると子供の結婚生活が不幸になりやすい」という一説があります。
離婚した身としてはかなり心配なことですが、それって本当でしょうか?
また本当だとすれば、どのようにして親の離婚が与える悪影響を減らすことが出来るでしょうか?
上記の点について考えてみました。
離婚は確かに子供の結婚観に影響する。だけど直接的に影響を与えるのは・・
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子供は身近な大人、つまり両親をモデルにして色々なことを学び、価値観を作り上げます。
だから結婚や異性に対しての考え方も、両親の関係や2人の意見がどのようなものかで大きく左右されるでしょう。
両親が離婚をしていれば「結婚生活は難しいものだ・辛いものだ」と思うかもしれないし、円満な夫婦の元に育てば「結婚生活は素晴らしいものだ」と感じるかもしれません。
このように、離婚が子供の結婚観や異性との付き合い方に大きな影響を与えるのは確実です。
それでも、「親が離婚した=子供の結婚生活もまた破たんする」とは言い切れません。
たとえ両親が離婚していたとしても、結婚に対してプラスのイメージを持って円満な家庭を築いている人はたくさんいます。
また、両親が結婚生活を続けていても、結婚や異性に対してネガティブなイメージを持っている人もいます。
そんな家庭では、往々にして両親のコミュニケーションが上手くとれていなかったり、家族が互いに尊重していなかったりといった光景がみられるでしょう。
つまり決め手は両親が離婚したかどうかよりも、「両親がどのような関係を築いていたか」。
離婚したしないに関わらず「両親がどんな人間関係を子供に見せていたか」が最も大きな影響を与えるのです。
離婚で争う場面をみせていたなら、子供への悪影響を減らすために出来ること
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とはいえ離婚経験者の私たちは安心出来ませんね。
やはり離婚した家庭の方が、両親の不仲を子供に見せる確率が高いと思うのです。
子供を味方につけるために父親のことを悪く言ったり、子供の目の前で相手を非難したりといった行為をしたことはありませんか?
私は恥ずかしながらあります。
でも、それが子供の記憶に焼き付けば、子供もまた同じことを繰り返す可能性は高くなるでしょう。
それに、自分を正当化するために他人を非難するなんて子供に絶対に教えたくないことです。
それでも私たちがしてしまった行為の悪影響を下げるには、どうすればいいでしょうか?
これからの人生で以下のような姿勢を見せ続けることで、子供に対する悪影響を下げられるのではないかと考えます。
離婚が子供の結婚観に与える悪影響を下げるためにあなたが出来ること
- 子供の父親を尊重する(会わせない、悪口を言うなどを止める)
- 子供の意見や感情を受け入れる(服従させたりコントロールしようとしたりしない)
- 誰に対しても受容的な態度を取る(意見が違ってもすぐに否定しない。他者の気持ちを尊重する)
もしかすると子供は私たち両親の諍いをみて、「夫婦って攻撃し合うものなんだ」と無意識の内に思ってしまっているかもしれません。
そんな「負のイメージ」を払拭出来るよう、壊してしまった父親のイメージの修復と「受け入れる」人間関係の結び方を教えていきたいですね。
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