問題のある家庭で育ったことが原因で、大人になっても生きにくさを抱えているアダルトチルドレン。
自分の中にも未熟な子供の部分があるアダルトチルドレンにとって、育児は悩みの連続です。
自分もまともな育児をされてこなかったので、困った時にどうしたら良いかも分かりません。
アダルトチルドレンの私には、子供が生き生きする育児が分からない
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子供のころ、常に叱り飛ばされて、減点方式で育児をされてきました。
親の逆鱗にふれると外へ締め出されたり、殴る蹴るは当たり前。
子供が母親の機嫌をとって当たり前。
大人になるまでは、それが普通の子育てだと思って生きてきました。
それに、一昔前まではこんな家庭も少なくなかったように感じます。
でも今では、上記のような育児は虐待寸前の扱いですよね。
親になった今では、自分でも子供を暴力や恐怖でコントロールすることが害にしかならないということもよくわかっています。
でも、問題は、だからといって「どうしたら良いのかわからない」ということ。
自分が常に怒られて生きて来たから、子供は怒られるのが嫌なのは分かっているのです。
母親が子供をバカにして怒鳴り散らすことが、どんなに子供の心を傷つけるかも分かっている。
だけど、だからといってその代わりに「何をしたら子供が生き生きと出来るのか」。
毎日いろいろな出来事が起こる中で、子供への接し方になかなか軸を持てないでいます。
自分が昔されたことを無意識にしてしまい、自己嫌悪に陥ります。
もう同じことをしない。負の連鎖を断ち切る決意をすること。
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親からされて嫌だったことなのに、同じ場面で子供に対して同じことをしてしまう。
それしか方法が分からないので、自分がされて嫌だったことをするしかない。
もしかしたら、私たちの親たちも、そのまた親たちも、ずっと同じことを繰り返していたのかもしれません。
私が同じことを続ければ、私の子供もまた、同じことを繰り返していくことになります。
それはとても悲しいことですよね。
今までのパターンを壊すことは、簡単なことではありません。
でもそれは、自分がアダルトチルドレンであると自覚し、「子供に対してすべきではないこと」が分かっている私たちの使命でもあるのです。
そのために、苦しかった子供の時代に戻り、自分がその時親に何をしてほしかったのかを理解する。
そしてそれを、子供に対してしてあげる。
自分にできる最善のことは、これしかないように感じます。
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