離婚してしばらくたつと、周囲はおせっかいにもこんな風に言ってくるものです。
「再婚の予定は?」
「もう一度家庭が欲しい気持ち、ある?」
素直に「再婚したい、したくない」が答えられる方はいいのですが、私のように「本当はしたい」のに「再婚したくない」と嘘を吐いてしまうと、
チャンスを確実に潰します。
反対に素直に自分の気持ちを認めることで、ずっと欲しかったものを手にすることが出来たのです。
「再婚なんて、したくない!」それは本音?建前?それとも逃げ?もしくは本心がどれだか、分からない?
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上記のような質問をされると、私はいつもこう答えていました。
「家庭なんてこりごり。旦那がいなくて自由だし、再婚なんてしたくないわ~!」
そして、心の中でその発言を正当化するような事実を挙げていきます。
子供も小さいし、新しいお父さんが出来ても上手くいくか分からないし。
大人の男の人がいないと、家事も楽だし。
経済的にも苦しくないし、結婚する必要ある?
そうして、「再婚しない」という自分の判断がいかに理に適っていて、「したくない」と考えている自分はいかに正しいかを確かめていました。
「本心から目をそらして」
本当は、職場の誰々が結婚するという噂を聞くと胸がざわざわしたし、夫婦仲の良い友達に会うといたたまれない気持ちになったり、生まれたばかりの赤ちゃんをみて言葉が無くなったりしていたのに、です。
あらゆる感覚的な反応が、「私も信頼しあえるパートナーが欲しい。出来ればまた子供も産みたい。」と示しているのに、それを無視していました。
そうすると、自分の「再婚したくない」という気持ちが、ただの建前なのか何かを恐れるが故なのか、分からなくなるものです。
一度失敗した私が、普通の結婚生活を営めるだろうか。
そもそも私と再婚したいなんていう人が、現れるだろうか。
子供をもっと不幸にしてしまわないだろうか。
こんな恐れが、当時の私の弱い心にはあったと思うのですが、その弱さを見るのも怖かったのですね。
そんな自分のせいで、私は「実は再婚できたかもしれない」という関係も無残にぶち壊しています。
「再婚したくない」という嘘を捨てて私が手にすることが出来たもの
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「本当は再婚したいのに、したくないと言ってしまう自分の心」
これを深掘りせずにいると、大切な人に大切な局面で、望んでもいないことを言って後悔します。
私も自分の願望と向き合わなかったせいで、当時の彼との結婚に関する話し合いの中で上っ面なことしか言えず、関係を壊しました。
今なら、正直に心の中を全部洗い出して、そのまま打ち明けるだけだと思います。
そして相手を信頼して打ち明けて、返ってくる答えを待ちます。
実際、私が今持っている再婚への不安は、次のようなものです。
今のパートナーと結婚出来ると幸せだけど、私は彼に今と変わらない愛情を注げるだろうか。
私が再婚することで、子供をもっと幸せに出来るだろうか。
私が再婚することを、両親や兄弟は納得できるだろうか。安心できるだろうか。
今も以前と変わらずある「再婚したい」という気持ち。
その気持ちに正直になり、不安が自分で「視える」ようになったことで、私はそれをパートナーと共有できるようになりました。
そしてその結果私が得ることが出来たのは、パートナーとのより一層の「信頼」です。
これこそが、私がずっと手にしたいと望んでいたものでもあるのです。
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