父親コンプレックスの私が「大好きなお父さんにさよなら」
離婚をするとか恋愛がうまくいかない人って、家族との関係で問題を抱えてきた人が多いかと思います。
私もその一人で、ずっと「母親との関係に問題がある」と思っていたんです。
ですが自分の心をどんどん奥までたどっていくと、本当は「父親との関係」の方が重症だったことに気付きました。
お父さんが大好きすぎる、父親コンプレックスだったのです。
でもそろそろ私の人生のために、大好きなお父さんにさよならしますね。
母との対立も父親コンプレックスのせい?
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「父親コンプレックス」とは、父親に対して子供が強い愛着や執着を持つ状態のことです。
そして私はまさに「父親コンプレックス」だったために自分の意思を持たないまま生きてきたのですが、そのことに気付いたのはごく最近のことです。
これまでは、私の生きづらさはむしろ「母親との関係のせい」だと思っていました。
だから、離婚後に自分の生き方を見つめ直している時でも、母との関係ばかりクローズアップしてきたのです。
でもどうしても、「母を非難したい」衝動が解けない。
また順調な人生を送る兄弟をみると、イライラが止まらない。
そしてそれらの気持ちを、「父親に慰めてもらわないと気が済まない」と感じるのです。
そんな気持ちは、これまで感じたことはありませんでした。
「そんなにも父親を求めるなんて、自分が気持ち悪い・・。」
どうして今になって、父親にこんなにも執着してしまうのか。
でもよくよく考えると、父親への執着は、今に始まった話ではなかったのです。
今までの母との対立は、父親から母親を奪って自分のつながりを深めるためのものだったのかもしれない。
明らかに、これまでの人生は父親の称賛を得るためのものだった。人の好き嫌いや大学、就職先など、父親が「良い」と思った進路を選んできた。
離婚をして父が自慢だった会社も辞めると、父から称賛を受けるものが無くなりました。
反対に、兄弟は父が認めるような生き方をしています。
そんな私が父からの称賛を得るには、母親との対立しか手段は残されていません。
「生きづらい原因」だと悩んでいた母親との関係は、父親コンプレックスの私の「自作自演」だったのですね。
「父親コンプレックス」が全ての原因だった?もうお父さんの称賛は必要ないよ!
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私が父親コンプレックスになった原因。
それは、色んな文献を読んでもピンときません。
ただ、母親よりも自分の話しを聞いてくれたという実感はあり、父親の愛情に縋り付きたかったのかもしれません。
また女の子が父親の愛情を独り占めしたいと思うことは、本能に近いようなことでもあると思います。
私はその本能が強すぎただけなのかもしれません。
でも、「今までの自分の行動は父親の称賛を求めたものだった」という気付きは、あらゆる問題の謎をいっきに解いてくれました。
母親をあんなに嫌悪していたのも
兄弟と自分をものすごく比べてしまったのも
あの生き方に固執してきたのも
全部お父さんに褒めてもらいたかったから!
父は母親のように「ああしろ、こうしろ」言ったわけではないけれど、私が望んで父の価値観に縛られていたのですね。
これからは、大好きなお父さんの称賛を求めないで、自分が認める生き方をしなければいけません。
それは少し心細いような気もするのですが、「父親コンプレックス」にはさよならします!
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タグ:両親との関係