「親が許せない」と言い続けた30女が、ダークサイドに落ちるまで

「親が許せない」

私には、そう言い続けて人生をあやまってしまった友人がいます。

彼女のことを思い出していつも思うことは

親を、許すのではなくあきらめるのは、親のためではない。

ということです。

全ては自分のため。

道を踏み外さないようにするために、必要なのです。

「親が許せない」・・「償ってほしい、謝ってほしい」と願うのは間違いでしょうか

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「親が許せない」

という気持ちはよくわかります。

子供のころから大人になるまでにされた、色んなこと。

反対に、どんなに望んでもしてくれなかったこと。

そのせいで歪まされた自分の人生。

「許せない、誤ってほしい、償ってほしい・・やり直してほしい」そう思うのは、被害にあった側の気持ちとしては当然です。

でもそれに執着してしまうと、どうなるのでしょうか。

私たちの未来が「明るくなるか暗いままか」は、「親の出方」次第。

親が私たちの納得のいく謝罪をしない限りは、人生は何も前に進まなくなってしまうのです。

私の友人も、私と同じように親との確執を抱えていました。

そして親に償ってもらうことに執着し、自分の力で人生を変えることを放棄してしまいました。

彼氏にも暴言を吐いて振られる。

会社も上司を訴えたうえに退職。

そして「こんなことばかりなのは、あんな親のせい」と言い続ける。

親により一層反省させるために、自分を傷つけ続けることになるのです。

毒親は、なにも反省しないから毒親です。

もしあなたが、

「親を許せない。親に謝ってもらいたい。」

と執着してしまっているとしたら、よく思い出してほしいことがあります。

それは、「親に子育てを反省してもらいたい」と思ってあなたがどんなに自分を傷つけても、子育ての失敗を見せつけても、

「毒親は反省なんてしない。」

ということです。

だって子供が問題を起こしたくらいで分かるような親なら、そもそも毒になるような行為なんてしないからです。

だからどんなに無念でもすっきりしなくても、

「この人はこういう人なんだ」

とあきらめるしかありません。

大切なのは親にわかってもらうことではなく、これからの自分の人生を幸せにすることです。

そのためには、あなたがどんなに必要だと思っていても、本当は親からの謝罪なんて必要ではないのです。

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