「大変さ」アピールは逆効果。子供会役員の断り方には「返報性の原理」を使うと効果的

年度の変わり目、小学生のお子さんをお持ちだと「子供会」などの役員決めの季節ですね。

私のシングルマザーの友人は、夜勤もある職種なのに来年度子供会の会長をやることになってしまい、今から本当に憂鬱そうです。

ひとり親家庭ということも、仕事の都合も話したのに・・

厳しいものです。

このように子供会やPTAなどの役回りは「大変だから。忙しいから。」という理由では免除してもらえない実情。

どんな風に断ったら、波風立たせずに自分の主張を通せるのでしょうか?

子供会の役員「私の大変な事情」は考慮してもらえないと肝に銘じる!

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「子供会やPTAの役員」をすすんでやりたがる人なんて滅多にいません。

働いていたりシングルマザーだったりすると尚更です。

時間も無いし体力もきついですもんね。

でも専業主婦の方だって、介護やいろいろな事情があります。

それにそもそも時間があったって、私なら面倒な役員の仕事はしなくて済むならしたくないもの。

きっとみんなそうだから、そんな中で「出来ない」と主張することは、反感を買ってしまうだけなのです。

冒頭に書いた私の友人も、「私は大変アピール」をし過ぎてしまったかな?と反省していました。

「無理」と言い過ぎたことで反感を買い、

「何で大変なのか」を根掘り葉掘り聞かれ、

「それくらいなら出来るんじゃない?」

と、ボスママに結論を下され、

一番やりたくなかった会長をやることになってしまったのです。

でもだからって、何も言わず大人しくしていても、役員を押し付けられるだけ。

私の町内には、音信不通ピンポン無視を貫いて役員を逃げた強者もいますが・・

そんな強硬手段は子供のためにも取りたくないものです。

上手く負担を逃れる人は使っている「返報性の原理」

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そんな中で、上手く自分の主張を通しているお母さんもいます。

それらの方々に共通しているのは、

「自分に出来る役割を誰よりも早く言う」

こと。

「来年は下の子が1年生で役員が難しいから、今年役員やるね」

「子供会は出来ないけどPTAの役をやるね」

など、「自分が出来ないこと」だけでなく「それでも出来ること」を率先して申し出てくれます。

実はこうすることで、「絶対にやりたくないこと」を避けることが出来るのですね。

これを心理学では「返報性の原理」と言います。

「小さな貸しで大きな見返りを得る」

「エビで鯛を釣る」

と言うことです。

「試食をしたら買わなきゃいけないような気がする」

というのも返報性の原理の一つです。

ただし注意点は、この返報性原理では「何も負担せずに逃れること」は出来ないということ。

「何もしたくない」ということなら、別の断り方を考えた方が良いかもしれません。

ただ「もめた上にやりたくないことを引き受ける」よりも「やってもいいと思ったことを自分で選ぶ」方が、周囲の印象も自分の気持ちも間違いなく良いもの。

私もこれを使って、来年度役員やる宣言。

今年度は希望通りお役御免になりました。

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